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建築年代は明らかではありませんが、家伝によると延宝6年(1678)没の初代清左エ門が建てたものといわれており、昭和59年の解体修理工事で綿密な調査から構造や工法からみても17世紀の建築であることが明らかになりました。 この住宅は「中門造り」の系統のもので、後世の完成された中門造りとは異なり、建築年代の古さと、中世以来の武士住宅の系譜を引く「主殿造り」の要素をもちあわせた学術上貴重な住宅建築です。
門のところに植えてある八重桜は、長い冬を乗り越えた喜びを一緒に祝ってくれるかのように、春爛漫の頃になると濃いピンクの花が咲き誇ります。
土田家住宅は、写真中央の小集落にあります。左手奥の盆地中心地には矢島駅などの町があります。
土田家土間にある建築当初の手塗りの土壁を各ページ背景画像に使用しております。